7月30日(日本時間31日)、米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された、WBA世界フェザー級タイトルマッチ。スーパー王者レオ・サンタクルス(メキシコ)に、前スーパーバンタム級王者カール・フランプトン(英)が挑んだ一戦は、平均48万人の好視聴者数を記録(最高54万9千人)。
早くも、今年度の年間最高試合候補にも上げられる両選手のリマッチを望む声が上がっているが、勝ったフランプトン、そして敗れたサンタクルスも、再戦は望むところという感じ。
フランプトン陣営のシェーン・マクギガン・トレーナー(父バリーはマネジャー)は、初戦でのフランプトンの出来に対し、「カールの左フックが良かったね」と満足気に語り、「再戦はクリスマス前にやりたいね」と自信満々。試合地は今回と同じニューヨークを希望している。
一方のサンタ・クルスは、ホームタウンであるカリフォルニア州での即時再戦を希望しているが、開催地のイニシャチブは、王者陣営が握ることになるだろう。初戦のファイトマネー、サンタクルス100万ドル、フランプトン50万ドルも、次回は立場を変える。
「再戦でもサンタクルスには負けない」と語るシェーンは、IBF世界同級王者リー・セルビー(英)との王座統一戦にも積極的。セルビー陣営も統一戦を望んでおり、英国人王者同士の激突が実現する可能性は高い。
初黒星を喫して王座転落したサンタ・クルスは、これまで比較的楽と思われる相手でもそれなりのファイトマネーを手にして来ており、下手な相手とは戦えない。即時再戦の道への道は、開催地。
今後の動向に注目!。