WBA世界フェザー級タイトルマッチ。スーパー王者レオ・サンタクルス(メキシコ)vs前IBF、WBA世界スーパーバンタム級王者カール・フランプトン(英)。30日(日本時間31日)、米・ニューヨーク州ブルックリン、バークレイズ・センター。
TVカメラの後方、左端はフランプトンのマネージャーで、元WBA世界フェザー級湯王者バリー・マグギガン(英)。
カーボーイハットは、幼いころからのトレーナー、父のホセ・サンタクルス。今年に入り血液検査で骨腫瘍が発覚したが、容体の安定から南カリフォルニアからニューヨークへの4、000キロの移動を許されての参戦。ボクシング紙面を騒がせた。
試合開始。
2R。
フランプトンの左フックでよろめいたサンタ・クルスはロープ際へ後退。
3R。
試合は激しいペース争いが繰り広げられた。
体格で勝る王者だが、空振りも多くなかなか得意の連打に持ち込めない。
5R。
7R。
共に決定打はなく、振り分けが難しいラウンドが続いた。
8R。
9R。
10R。
11R。
両雄はラストも激しく打合った。
最終回終了ゴングと共に、両選手共に勝利ポーズを取った。
そして勝者は、フランプトン。
スコアは、フランク・ロンバルディ(米)116-112、グイド・キャバラリー(伊)114-114、トム・シュレック(米)117-111の2-0。
左はミゲール・プラ-ドWBA立会人(パナマ)。
不利の予想を覆し、2階級制覇達成のフランプトンは、23勝(14KO)無敗。50万ドルの報酬を得たが、次からはグッ上がってくるだろう。一方、100万ドルの報酬を得ながら敗れたサンタ・クルスは、32勝(18KO)1敗1分。
今後のフランプトンの防衛ロードに注目。