29日(日本時間30日)、カナダ・ケベックのビデオトロン・センターで開催されたWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ。王者アドニス・ステベンソン(カナダ)に同級8位トーマス・ウィリアムス(米)が挑んだ一戦は、ステベンソンが4回2分54秒KO勝ち。
サウスポー同士の一戦は第1ラウンド、早くも王者の左ストレートで挑戦者がダウン。しかし、2回はウィリアムスが前進し左右のフックで逆襲。3回も攻勢を取ったウィリアムスだったが、ステベンソンの強烈な右アッパーで後退。
そして続く第4ラウンド、ステベンソンの左カウンターが決まるとウィリアムスは前のめりにキャンバスへ沈み、テンカウントを聞いた。7度目の防衛に成功した”スーパーマン”(9月には39歳になる)は、これで28勝(23KO)1敗。敗れたウィリアムスは、20勝(14KO)2敗。
セミファイナルのライトヘビー級10回戦。WBC世界同級1位エレイデル・アルバレス(コロンビア)vs元PABA同級王者ロバート・べリッジ(ニュージーランド)戦は、アルバレスが10回判定勝ち。スコアは98-92、98-92、99-90の3-0。32歳のアルバレスは、20戦全勝(10KO)無敗。