WBO世界スーパーライト級王者テレンス・クロフォード(米)と、WBC世界同級王者ビクトル・ポストル(ウクライナ)が、互いの王座を賭けた王座統一戦に挑んだ。23日(日本時間24日)、米・ラスベガス、MGMグランド・ガーデン・アリーナ。
試合開始。スイッチヒッター、クロフォードはサウスポースタイルを選択。
第5ラウンド開始直後、クロフォードの引っ掛けるような右フックで、ポストルはバランスを崩しキャンバスへ膝を付く。
クロフォードの左を浴びたポストルは、両グローブをキャンバスへタッチ。再びカウントを聞いた。
6回以降もスピードで大きく勝るクロフォードが、動きながら速いパンチを当て試合をリード。
8回、またもやバランスを崩すポストル。
第11ラウンド。ポストルはラビットパンチで減点を取られる。
最終ラウンド、逆転を狙い前に出たポストルだったが、クロフォードは余裕の笑顔でフットワークを駆使。
試合は盛り上がりにかけたまま12回を終了。クロフォードの手が挙がった。
スコアは118-109、118-109、117-108の3-0。
無敗王者対決を制したクロフォードは、29勝(20KO)無敗。復帰が予定されているマニー・パッキャオ(比)の対戦相手候補として、ボブ・アラムがご執心なクロフォードは試合後、「マニーとの戦いは140ポンドで」と言明。
クロフォードvsパッキャオ戦実現は、パッキャオが7つ目の階級のベルトを狙い、スーパーライト級に落としてくるか否かが鍵となりそう。