11日(日本時間12日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催された、WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者ローマン・ロッキー・マルティネス(プエルトリコ)に、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が挑んだ一戦は、ロマチェンコが5回1分9秒KO勝ちで新王者。
試合はサウスポーのロマチェンコが、マルティネスの前進をサイドステップで交わし、左ストレートをヒット。自分のペースに持ち込んだロマチェンコは5回、左からチャンスを掴み、強烈な左アッパーから右フックを打ち込み、マルティネスにテンカウントを聞かせた。
会心のKO劇で2階級制覇に成功したロマチェンコは、6勝(4KO)1敗。完敗を喫したマルティネスは、29勝(17KO)3敗3分。
WBOラテン・ライト級王者フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)と、挑戦者ファン・ホセ・・マルティネス(メキシコ)の一戦は、ベルデホが5回2分40秒TKO勝ち。デビュー以来の連勝記録を22(15KO)に延ばしている。
五輪2連覇のゾウ・シミン(中国)が、保持するWBOインターナショナル・フライ級王座の防衛戦で、ジョゼフ・アジタイ(ハンガリー)の挑戦を受けた一戦は、ゾウが10回判定勝ち。スコアはジャッジ3者が揃って100-89の圧勝。