11日(日本時間12日)、米・ニューヨーク州ベローナで開催された、WBC世界ライト級王座決定戦。同級1位デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)と、同級5位フランクリン・ママニ(ボリビア)の一戦は、ツラティカニンが3回54秒TKO勝ちで新王者。
試合は一方的。開始直後、サウスポーのツラティカニンの左フックでグラリと来たママニは、3回、またしても王者の左でピンチに。一気に出たツラティカニンの連打で試合はあっさりと終了。ホルヘ・リナレス(帝拳)選手の対抗王者が誕生した。なお、WBCはこの試合をライト級王座決定戦としている。
新王者ツラティカニンは、22戦全勝(15KO)無敗。同級2位エミリアノ・マルシリ(伊)の病気欠場により、急な出場となったママニは、21勝(12KO)3敗1分。
ミドル級10回戦。ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)への挑戦で敗れて以来、13ヶ月ぶりのリングとなったウィリー・モンローJr(米)は、昨年10月、リーアム・スミス(英)とのWBO世界スーパーウェルター級王座決定戦で敗れている、ジョン・トンプソン(米)と対戦。モンローJrが10回判定勝ちで再起を飾った。スコアは、99-89、96-92、95-93の3-0。