11日(日本時間12日)、米、ニューヨーク州ベローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで開催された興行のメイン。シベリアン・ロッキー、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)と、ジョン・モリナJr(米)の一戦は、モリナJrが12回判定勝ち。スコアは116-112、117-111、115-113の3-0。
試合は激しいペース争いが繰り広げられたが、下がりながらも左を有効に使ったモリナJrがポイントをピックアップ。自慢のアタックも不発のプロボド二コフは、連打の回転も上がらず、モリナJrの技巧にしてやられた。
世界ランク上位進出を確実にしたモリナJrは、29勝(23KO)6敗。痛い黒星を喫した、WBC世界スーパーライト級1位(WBA、WBO2位)のプロボド二コフは、25勝(18KO)5敗。
セミファイナル。WBC世界スーパーウェルター級指名挑戦者決定戦。同級3位デメトリアス・アンドラーデ(米)vs同級10位ウィリー・ネルソン(米)戦は、初回にダウンを奪ったアンドラーデが、そのままネルソンを支配。
11回終了間際に右フックで2度目のダウンを奪ったアンドラーデは、最終12回、連打でこの試合3度目のダウンを奪う。良く立ったネルソンだが、再び連打を浴びキャンバスへ崩れるところで試合はストップ。TKOタイム12回1分38秒。
勝ったアンドラーデは、23戦全勝(16KO)無敗。敗れたネルソンは、25勝(15KO)3敗1分。