WBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(英)の3度目の防衛戦は、7月9日(現地時間)、英・マンチェスターで開催されるWBA&WBO世界ヘビー級タイトル戦、タイソン・フューリー(英)vsウラジミール・クリチコ(ウクライナ)のセミファイナルで、同級12位のムゾンケ・ファナ(南ア)を相手に行われる。
前戦でWBA世界同級暫定王座を返上し挑んで来た同国人のライバル、デリー・マシューズを破り、勢いに乗るサウスポーの王者は、30戦全勝(12KO)無敗。マンチェスターに住むフラナガンは、「私が世界最高のライト級であることを証明する」と自信満々。
対するファナは、元IBF世界スーパーフェザー級王座を二度に渡り獲得した42歳の大ベテランで、戦績は38勝(16KO)9敗。1999年12月以来、2度目の英国リング登場となる。
また、6月11日(現地時間)、米・ニューヨーク州ベローナで開催予定のWBC世界ライト級暫定王座決定戦。同級1位デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)vs2位エミリアノ・マルシリ(伊)戦は、マルシリが病気で欠場を表明。現在、急遽代理選手を探している。
候補の筆頭は、28日に別の試合ケジュールが組まれているエドナー・チェリー(米)。チェリーは昨年10月、IBF世界スーパーフェザー級王者ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に挑戦、大善戦の末スプリットの判定負けを喫している。