世界王座を承認するメジャー4団体の内WBA、WBC、IBFと、3団体を制覇したミドル級王者ゲンナジー・GGG・ゴロフキン(カザフスタン)は、9月に予定されたいたサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦が消滅したことで、狙いを残るWBO王座に変更。
K-2プロモーションのトム・レフラーは、WBO王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との対戦を実現させたい意向を明らかにしている。
アミール・カーン(英)との試合を入り込ませ、ゴロフキン戦を後回しにした挙句、WBC王座を返上したカネロに対しては、世界的に批判する声が多い。そんな中でカネロは、「WBCの決めた期限に縛られたくなかった」と発言。
待ったの機会を与えながらも、カネロvsゴロフキン戦を指令した結果、カネロに袖を振られたWBCマウリシオ・スライマン会長の、「私はそれを判断する立場にありません」というコメントは、世界王座承認団体の意味合いが、昔とは違って来ているということに他ならない。
レフラーはゴロフキンの今後に付いて、ソーンダース戦に勝ちミドル級王座を統一。その後は、WBA正規王者のダニエル・ジェイコブス(米)と対戦。そして、クリス・ユーバンク・ジュニア(英)と戦った後、スーパーミドル級へ上げることを示唆。
「我々はカネロの都合に付き合うつもりはない」と、時間を無駄にする考えがないことをあらわにしている。
このあたりの考え方が大事な所だと思います。今後に注目。