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バルガス潔白・ポベトキン、ビュテ 「ドーピング検査]

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WBCマウリシオ・スライマン会長は、4月の薬物検査でクレンブテロールの陽性反応を示したスーパーフェザー級王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)に付いてのコメントを発表。「彼は少なくとも五つの追加テストを受け、潔白を証明することが出来た」とし、米・カリフォルニア州アスレチック委員会も、6月4日(現地時間)に予定するオルランド・サリド(メキシコ)戦開催に合意。


バルガス同様にクレンブテロールの陽性反応を示し、WBA世界ヘビー級正規王座を剥奪され、6ヶ月間の出場停止処分を受けた、ルーカス・ブラウン(豪)に対するWBAの処置に関し質問されたスライマン会長は、「その問題に付いてメンドサJr会長とは話していないし、詳細は分からない。クレンブテロールに付いて言える事は、メキシコの五輪サッカーチームの先例があるという事だ」。

バルガスは、メキシコへ帰国した際に母親の家で汚染された牛肉を食べたのが原因だと主張。見の潔白を訴えていたが、これが認められた形。今後も検査は継続される。

バルガス、ブラウン共に、牛肉が原因だと訴えているが、「それを摂取した者にも責任がある」としたWBAの措置と、不可抗力として、その原因を特定する再検査を行ったWBC。WBAを提訴する構えのブラウン陣営の今後に注目。


また、メルドニウムの陽性反応が検出されていたヘビー級1位アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)は、Bサンプルからも陽性反応が出たことが明らかにされた。今のところ、正式な処分は発表されていない。

これに加え、5月30日(日本時間6月1日)に、米・ワシントンDCで開催された、世界スーパーミドル級タイトルマッチで、王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)と12回引き分けた、同級7位ルシアン・ビュテ(カナダ)も、試合後のドーピング検査でオスタリンの陽性反応を示したことが判明。

ビュテは「摂取した覚えはない」と潔白を主張。今後はBサンプルの検査結果を待つ事になる。

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