IBF世界フライ級タイトルマッチ。王者アムナット・ルエンロン(タイ)vs同級1位ジョンリエル・カシメロ(比)。25日、中国、北京。2014年1月に王座に就いたアムナットは、初防衛戦で井岡一翔(井岡)選手の3階級制覇を阻み、V3戦では五輪2連覇のゾウ・シミン(中国)の挑戦を退けた。今度が6度目の防衛戦。
昨年6月、アムナットのダーティーファイトに屈したカシメロにとっては、これが雪辱戦。
上はカシメロの共同代理人のショーン・ギボンズ。下写真右端は比国人プロモーターのサミー・ヘロ、カシメロの左隣は代理人のサンプソン・リューコーイッツ。
21日(日本時間22日)のラスベガス興行で、山田純夫氏と一緒だったジミー・レノンも滑り込み。レノンの隣は中国語のアナウンサー。バイリンガルのアナウンスが場内に。
アムナットの特別トレーナーには、ソニー・ボーイ・ハロ(比)も傘下に置くアルジョー・ハロ。比国選手相手のタイ国選手に、比国人トレーナーが就いた。
トニー・ウイークス主審も、ラスベガス興行から中国へ滑り込み。
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2R。
3R。
カシメロの左フックでアムナット、ダウン。
何とか立ち上がったアムナットは、続行に応じる。
追撃する挑戦者の左ボディがアムナットを襲うと、ヨロヨロとロープに際に後退したアムナットはキャンバスへ尻餅。
仰向けに倒れ込んだ王者は、そのまま動けず。KOタイム4回2分10秒。
改心のKO勝利に大喜びのカシメロ陣営。
因縁の再戦を制し、2階級制覇達成に成功したカシメロは、22勝(14KO)3敗。
今後の防衛ロードに注目。