田中恒成(畑中)選手の王座返上により空位となった、WBO世界ミニマム級の王座決定戦が、同級1位加納 陸 (大成)選手と、同級2位高山勝成(仲里)選手の顔合わせで行われることが決定。試合は8月20日、兵庫県三田市駒ケ谷運動公園体育館で開催される。
加納選手が勝てば、1987年に井岡弘樹氏が記録した日本人の世界王座獲得最年少記録、18歳9ヶ月10日を6日更新する新記録となる。
地元リングで初の世界戦を迎える加納選手は、「とうとうここまで来た。勝って世代交代する」と、自信を見せる。
一方、33歳の高山選手は、キャリア16年目。日本人として初めて主要4団体の世界王座を獲得している大ベテランは、昨年大晦日、ホセ・アルグメドに8回負傷判定負け(1-2)でIBF世界同級王座を失って以来の試合となるが、眼の負傷が癒えていれば、まだまだ戦えそう。
加納選手が若さと勢いで世界の頂点に立つのか、それとも、百戦錬磨の大ベテランが、その存在感を示すのか。楽しみな一戦です。