5月21日(現地時間)、ロシア・モスクワで開催予定のWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。王者デオンタイ・ワイルダーと、同級1位アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)の一戦は、ポベトキンが自主アンチドーピング協会(Vada)が行った検査で、検体から禁止薬物に指定されているメルドニウムの陽性反応が検出されたことが判明。試合は延期されることになった。
ポベトキンのプロモーター、アンドレイ・リャビンスキー氏は、禁止薬物に指定される前の昨年9月まで、ポベトキンがメルドニウムを使用していた事を認め、「低濃度のメルドニウムの残留物が、彼の体内にまだとどまっている可能性はある」。(検体は4月27日に採取されたもの)
この報告を受けたWBCは早期に詳しい調査を進め、このヘビー級指名戦を中止するか否かを決定するとしている。