IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦。王者八重樫 東 (大橋)vs同級11位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)。8日、東京・有明コロシアム。IBFのチャンピオンベルトを掲げ、入場の八重樫選手は、これが初防衛戦。
世界初挑戦のテクアペトラは、13勝(10KO)6敗3分の26歳。テクアぺトラのマネジャー兼チーフトレーナーは、元3階級制覇王者マルコ・アントニオ・バレラの兄、ホルヘ・バレラ(上写真左)。
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立ち上がりエンジンがかからないチャンピオンは、立て続けにポイントを失った。
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流れを変えようと打って出た八重樫選手が、初めてポイントを上げた。
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ロングレンジから伸びて来る、挑戦者の右ストレートはやっかいだった。
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激しい打ち合いは王者が上回った。
12R。
最終ラウンドも打ち合って試合終了。
判定は八重樫選手。
スコアはブルース・マクタビッシュ(ニュージーランド)116-113八重樫、中村勝彦115-113テクアペトラ、ダニエル・サンドバル(米)115-113八重樫の2-1。
苦戦の末に初防衛を果たした八重樫選手は、3人の子供たちに囲まれ、ホっと安堵の表情。
試合3週間前に左肩の肩甲下筋、関節唇を損傷し、全治2ヶ月と診断されていたという王者は、「言い訳にはならない」と、一言。今後は治療に集中するため、次戦は12月になりそうだという。
V2戦に期待!。