9日(日本時間10日)、米・ラスべガス、MGMグランドガーデンアリーナ。元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(比)のラストマッチ。前WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(米)を相手にした、WBOインターナショナル・ウェルター級王座決定戦は、パッキャオが12回判定勝ち。スコアはジャッジ三者揃って116-110の3-0。
両者1勝1敗の後を受けての決着戦は、お互い慎重なスタート。パッキャオが鋭く踏み込み、得意のワン・ツーを打ち込めば、ブラッドリーが右のカウンターを合わせる。共に決定打を打ち込めない展開で試合は拮抗。
そして迎えた第7ラウンド、パッキャオの右フックでブラッドリーはスリップ気味ながらダウン。8回、ダウンの失点を挽回しようとブラッドリーが前に出て攻勢をかける。しかし9回終盤、パッキャオの小さな左アッパーがブラッドリーを捕らえると、ブラッドリーは背中から一回転するダウン。
終盤、手数が減ったパッキャオだったが、ブラッドリーが逆転するには至らず試合は終了。パッキャオがラストファイトを飾った。