26日(日本時間27日)、英・ロンドンで行われた英国ミドル級タイトルマッチ。前WBA世界同級暫定王者クリス・ユーバンクJr(英)が、王者ニック・ブラックウェル(英)に挑戦した一戦は、ユーバンクJrが10回2分21秒TKO勝ちで新王者。
指名挑戦者としてリングに上がったユーバンクJrは、スピードを活かしたボクシングで序盤から優位に立つ。ガードを固めながら前進、プレスをかけるブラックウェルだが、5回には連打を浴び、苦しい展開。
その後もユーバンクJrがリードを広げ、迎えた最終回。鼻からの出血が止まらず、左目がふさがりかけた王者にドクターチェック入ると、試合はここで停止。ユーバンクJrが、念願の英国王座を手に入れた。
リングサイドで観戦していたWBO世界同級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)を、試合中から盛んに挑発していた新王者は、22勝(19KO)1敗、敗れたブラックウェルは、19勝(8KO)4敗1分。