WBA世界フェザー級スーパー王座戦。スーパー王者レオ・サンタクルス(メキシコ)vs挑戦者・同級9位キコ・マルチネス(スペイン)。27日(日本時間28日)、米・カリフォルニア州アナハイム、ホンダ・センター。サンタクルスはこれが初防衛戦。
前IBF世界スーパーバンタム級王者マルチネスは2階級制覇を狙う。
マルチネスの右後方には、解説を務めていたセルジオ・マルチネスが。試合開始とともに解説席に。そしてその隣は代理人のサンプソン・リューコーイッツ。
この試合はWBA世界フェザー級のスーパー王座、WBC世界同級ダイヤモンド王座が懸った一戦。下写真左から、アウレリオ・フィエンゴWBA立会人(パナマ)。ジョン・カルベリ、カリフォルニア州コミッション代表。マイケル・ジョージWBC立会人(米)。
サンタクルスのチーフセコンドは、実父のホセ、中央は稲田千賢(帝拳)選手とWBC世界ライト級王座を争った兄のアルマンド。
試合開始。初回中盤、サンタクルスがロングレンジから放った右ストレートで、マルチネス、ダウン。
立ち上がった挑戦者は、再び前進。
サンタクルスの右ストレートで、マルチネスは再びキャンバスへ。
2R。
激しい打撃戦となった第2ラウンド。王者はインサイドから右アッパーを叩き込んだ。
3R。
前に出るマルチネス。下がりながらパンチを打ち込むサンタクルスは、鼻から出血。
4R。
攻めるマルチネスだが、なかなか有効打を打ち込むことが出来ない。
インサイドから放たれる王者の右アッパーは有効だった。
2分過ぎ、疲れが見えたマルチネスをサンタクルスの連打が襲う。
防戦一方となったマルチネスを、ラウル・カイズ・シニア主審が救い試合終了。
TKOタイム5回2分9秒。
失意の敗者。好戦的ファイトで観衆を沸かせたマルチネスだったが、クイッグ戦に続いて脆さを見せてしまった。
フェザー級王座のV1に成功したサンタクルスは、32勝(18KO)無敗1分。
今後の防衛ロードに注目!。