アブナー・マレス(メキシコ)の王座返上によって空位になっているIBF世界バンタム級王座は、1位ブシ・マリンガ(南ア)vs5位レオ・サンタクルス(メキシコ)によって争われる。試合は6月2日(日本時間3日)米カリフォルニア州オークランドで開催。
この日は元Lヘビー級王者アントニオ・ターバー(米)vsWBA世界クルーザ級2位ラティーフ・カヨーデ(ナイジェリア)=18戦全勝(14KO)=。WBA世界Sウェルター級タイトルマッチ。正規王者オースティン・トラウト(米)vs挑戦者デルビン・ロドリゲス(ドミニカ)戦。
3年ぶりにリング復帰する40歳の元王者ロナルド・ウィンキー・ライト(米)が、WBA世界ミドル級7位ピーター・キーリン(米)=26勝(20KO)無敗=と戦う10回戦がセットされている。プロモーターは、ゴールデンボーイ・プロモーション。
マリンガは3年前に長谷川穂積(真正)選手の持つWBC世界バンタム級王座に挑み初回KO負け。その後は僅かに2戦を消化したのみで、19ヶ月ぶりの試合。20勝(12KO)3敗1分。
23歳のサンタクルスは、19勝(11KO)1分とまだ負け知らず。現在9連続KO中で、その中には亀田和毅(亀田)選手と接戦を演じたシュテファーム・ジャモエ(ベルギー)をボディブローで6回KOした星も含まれる。
デビュー戦をKO勝利してからプロ10戦目まではKOがなかったサンタクルスだが、最近は倒しまくっている。ここもサンタクルスがマリンガを粉砕し、新スター誕生の予感。
王座決定戦出場権のあったIBF3位A・J・バナル(比)は、王座返上の噂があるホルへ・アルセ(メキシコ)の持つWBO同級王座に狙いをつけている。