4月9日、日本フェザー級タイトルマッチと同時開催されたOPBF東洋・太平洋ミドル級タイトルマッチ。チャンピオン淵上 誠 (八王子中屋)選手は、”薩摩コング”と紹介された。
ベルトを肩に入場のチャンピオン。右は筒井マネジャー。
青コーナー下リングサイドに、元世界王者佐藤 修 氏を発見。
山田純夫さん。マメです。('-^*)/
挑戦者は同級1位韓国王者・郭京錫。
チャンピオンとコンビを組むのは八王子中屋ジム中屋廣隆会長の実弟、中屋利隆トレーナー。
アマ5勝7敗の淵上選手は、アマ136戦133勝のキャリアがあった佐藤幸治(帝拳)選手から奪った王座の初防衛戦。
「あれは努力だよ。もちろん、中屋会長の指導も凄いんだけどね。トレーナー上がりの会長さんだからね」
大竹マネジャーが、しきりに関心していたものでした。
試合開始。
頭を低くして突進してくる挑戦者に対し、チャンピオンはゆったりしたペースからあらゆる角度のパンチをヒット。
しかし、この韓国スタイルはやりにくい。
4回終了後の公開採点では、39-37が1者と2人がフルマークで王者の優勢。
しかし、タフな郭はたじろぐことなく前に出続ける。
4回以降、王者をたびたび捕まえかけるが決定打はない。
8回終了後の公開スコアは、一人が78-74、残る二人はフルマークでチャンピオンの優勢。
そして迎えた第10ラウンド。
淵上選手の左で郭が一瞬ぐらつく。
チャンピオンがすかさず連打を畳み掛けると、中村主審はためらわず試合をストップ。
TKOタイム10回44秒。
黒星デビュー、2勝3敗から戦績を19勝(10KO)6敗とのばした淵上選手。
初防衛を果たした”薩摩コング”は、「郭選手はタフでしたが、きっちり勝つことができた。ベルトを守るのではなく、世界のベルトに1つでも近づけるように頑張りたい」と先を見据えた。