WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)選手への雪辱を期す、前王者オマール・ナルバエス(亜)が、19日(日本時間20日)、生まれ故郷で現在も住むトレレウに近いプエルトマドリンのリングに登場。
空位のIBFラテン・バンタム級王座決定戦で、ヘスス・バルガス(ベネズエラ)=14勝(10KO)3敗1分=と対戦。40歳のナルバエスは、体格で上回り、前に出て強打を打ち込んで来る23歳のバルガスに対し、巧みなボディワークと上下への打ち分けで対抗。徐々に力を奪って行く。
そして迎えた第7ラウンド。ナルバエスの左アッパーボディを効かされ、追撃の連打を浴びたバルガスは、ダウンこそ拒否したものの、この回終了と共に棄権。見事な勝利で再起第2戦目を飾ったナルバエスは、地元ファンの大歓声を受けた。
井上選手への復讐を唱えるナルバエスだが、IBFバンタム級の地域タイトルを獲得したことにより、新たなターゲットとしてIBF世界同級王者リー・ハスキンス(英)の名前も取りざたされている。