元2階級制覇王者セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)が、WBAの新役員に就任。今後、「WBAが認定する世界王者は各階級一人が最善である」という方針の下に、より優れた世界選手権制度の在り方を研究、開発し、ヒルベルト・メンドサ・ジュニア会長を補佐して行くことになる。
カバジェロはスーパーバンタム級、フェザー級の2階級制覇。180センチの長身を利した洗練されたテクニシャンで、日本のリングで細野 悟 (大橋)選手を一蹴した試合は、まだ記憶に新しい。
WBAは暫定、正規、スーパーの各階級3人の世界王者認定体制が確立されつつあったが、ジュニア氏の会長就任と共に、これまで自らが進めて来た方針を翻し、最近は王座統一戦指令を続けざまに出し、一人王者体制実現へ向かっている。
ボクシング同様の技巧で、WBAのベルト権威向上へ。カバジェロ氏の今後の手腕に期待!。