WBO世界スーパーフェザー級の指名試合。王者ローマン・”ロッキー”・マルティネス(プエルトリコ)vs同級1位ミゲル・ベルチェル(メキシコ)戦の入札は、ベルチェル擁するサンフェル・プロモーションが25万1千ドル(約2940万円)で落札。(12日、ニューヨーク)
入札にはWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)選手への指名挑戦権を得た、デビッド・カルモナ(メキシコ)らを支配下に置くオールスターボクシングも参加したが、20万1500ドルで敗れている。最低入札価格は15万ドルだった。
マルティネスは宿敵オルランド・サリド(メキシコ)との3度目の対戦が確実視されていたが、交渉の大詰めで頓挫。そうこうしているうちに8日(日本時間9日)、WBOから指名戦の入札指令が出され、アッという間に実行された。
しかし、マルティネスをプロモートするベスト・ボクシング・プロモーションは、ベルチェルの指名挑戦資格に問題があるとして、入札に不参加。WBOに抗議する姿勢を取っているが、入札が無効になるとは思われず、ベルチェル戦を選択するのか、王座を放棄するのかの決断を迫られる。
一方サリドのショーン・ギボンズ・マネジャーは、早々にWBC世界同級王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)擁するゴールデン・ボーイ・プロモーションのエリック・ゴメス副社長に、挑戦希望の意思を伝え、「検討に値する」との返事を得ている。
今後に注目!。