16日(日本時間17日)、英・ロンドンのO2アリーナで開催された、元WBA世界ヘビー級王者デビッド・ヘイ(英)の約3年半ぶりの復帰戦。元世界ランカーのマーク・デ・モーリ(豪)と対戦したノンタイトル12回戦は、ヘイが初回2分11秒TKO勝ち。
発売直後にチケットは完売。相変わらずの人気ぶりを見せたヘイは、開始ゴングからガード主体のモーリに強打を振るって行く。そして初回も半分を過ぎた頃、ヘイの右オーバーハンドがモーリを捕らえると、豪州人は188センチの巨体を大きくよろめかせ大ピンチ。すかさず追撃するヘイ。
勝負はもはやここまでで、元王者の連打を浴びたモーリはキャンバスへ横倒し。そのまま動かないモーリを見たロバート・ウィリアムズ主審(英)はカウント途中で試合をストップ。ヘイは豪快なKO劇で復帰戦を飾った。
世界王座復帰を目論むヘイは、2度の延期の末に中止となった過去がある、現王者タイソン・フューリー(英)への挑戦を希望している。
35歳のヘイは、27勝(25KO)2敗。敗れたモーリは、30勝(26KO)2敗2分。