昨年大晦日、大阪・エディオンアリーナ大阪で開催されたWBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦。正規王者井岡一翔(井岡)選手が、前王者で同級2位のフアン・カルロス・レベコ(亜)を迎え撃った一戦は、井岡選手が見事な11回TKO勝ちでV2に成功。
先手を取ったのはチャンピオン。左ジャブの差し合いで勝った王者は、左ボディを有効に決め試合をリード。
中盤こそ、劣勢を挽回すべく出て来たレべコにポイントを許したが、その後は再び突き放す。
そして迎えた第11ラウンド。レべコを十分に引き付けた井岡選手の右ボディアッパー一閃。
たまらずキャンバスへ両膝を付いたレべコは、意地で何とか立ち上がったものの、ファイティングポーズを取ることが出来ず、マーク・ネルソン主審(米)は、すかさず試合をストップ。TKOタイム11回1分57秒。
10回までの採点も井岡選手のリードで問題ないかと思っていたが、意外にもジョン・ポツラージ(米)は96-94でレべコのリード。スタンレー・クリストドール(南ア)は96-94、ステファノ・カロッザ(伊)は97-93で井岡選手のリードとしていた。
V2に成功した井岡選手は19勝(11KO)1敗。
「僕はまだまだ強くなる!」
26歳の王者の今後の防衛ロードに注目。
『ご愛読者の皆さま、明けましておめでとうございます。本年も、よろしくお願い申し上げます。』