31日、名古屋市の愛知県体育館で開催されたWBO世界ミニマム級タイトルマッチ。チャンピオン田中恒成(畑中)vs挑戦者4位ビック・サルダール(比)の一戦は、田中選手がダウンを跳ね返しての逆転KOで初防衛に成功。
序盤から挑戦者の良く伸びる左ジャブ、重い右ストレートに苦戦の王者は3回には鼻血を流し苦しい展開。5回には挑戦者が肩ごしに打って来た右ストレートで、キャリア初のダウンを喫する。
しかし6回、前に出て距離を詰めた田中選手得意の左ボディが、サルダールを襲うと挑戦者たまらずダウン。ロープを枕に動けないサルダールはそのままテンカウントを聞き、試合終了。KOタイム6回2分15秒。
田中選手は、来年中の2階級制覇を誓った。