WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ。王者井上尚弥(大橋)vs挑戦者同級1位ワルリト・パレナス(比)。29日、有明コロシアム。世界中を驚かせたナルバエス戦のKO劇から1年。”怪物”がリングに帰って来た。
ルイス・ペレス立会人(プエルトリコ・左)と、パコ・バルカッセルWBO会長(同・中央)。
風格を漂わせる王者。最上位ランクの挑戦者パレナスも気合十分でリング登場。
フジテレビ解説席には具志堅用高氏と、村田諒太(帝拳)選手。井上選手の速くて強い左が伸びる。
王者の速い左フックから、追撃の右がガードの上を直撃すると挑戦者はグラリ。
ここは立ち上がって試合再開。しかし、井上選手は容赦ない追撃。
「どんな挑戦でも受けて、ファンが望む試合をして行きたい。アメリカでもオファーがあればやってみたい」
プロとして、世界王者として、ファンが望む強い相手と戦って行くという井上選手。V2戦は来年4月か5月で、オプションを持つ前王者オマール・ナルバエス(亜)との再戦になる可能性が高いが、初戦の再現が大いに期待出来そう。
注目のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との対戦は、ロマゴンがスーパーフライ級に上がって来てからになる。無敗のWBC王者カルロス・クアドラス(帝拳・メキシコ)も、ロマゴン戦を希望しており、井上vsロマゴン戦が先か、クアドラスとの王座統一戦が先になるのか、今後が大いに楽しみです!。