4階級制覇を賭けてWBO世界Sライト級暫定王座決定戦に挑んだファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)は、14日(日本時間15日)メキシコシティで、セルゲイ・フェドチェンコ(ウクライナ)とグローブを合わせた。
試合は開始からマルケスがフェドチェンコを圧倒して12ラウンド終了。
119-109、118-110、118-110の3-0でマルケスが勝利し、4階級制覇を達成した。しかし、ファンが期待したKO勝利はならなかった。
マルケスは54勝(39KO)6敗1分。次戦は、7月14日(現地時間)米テキサス州アーリントンで開催されるメキシコvsフィリピン対抗戦に出場予定(相手未定)。
HBO・PPV二元中継のもう一試合。ラスベガスで開催されたWBA世界ライト級暫定タイトルマッチ。暫定王者リチャード・アブリル(キューバ)vs前正規王者ブランドン・リオス(米)の一戦は、リオスが判定勝ち。
スコアは、116-112、115-113、111-117のスプリット・デシジョン。
まるで見方が分かれたこの試合のスコアは、大いに論議を呼んでいる。辛くも無敗を保ったリオスは30勝(22KO)1分。
王者を破ったリオスだが、公式計量はライト級リミットを上回る62.1キロ。したがってリオスは世界王者として認定されない。
リオスはWBA世界ライト級タイトルマッチで2洗連続オーバーウェイトという失態。厳しくサスペンドされるべきだろう。