前WBA世界ミドル級暫定王者で、正規王者ダニエル・ジェイコブス(米)への指名挑戦権を持つ、クリス・ユーバンクJr(英)がマッチルーム・プロモーションとの契約破棄を表明し、フリーエージェント宣言。これは歴史ある(1929年創立)BBBofC(英国ボクシング管理委員会)の、英国ミドル級王座戦の指名入札にマッチルームが敗れたことによるもの。
王者ニック・ブラックウェル=19勝(8KO)3敗1分=への指名挑戦者となるユーバンクJrは、かねてからこのタイトル獲得に執念を燃やしていた。このタイトル戦は入札になり、ブラックウェル擁するミック・ヘネシー・スポーツ(タイソン・フューリーも傘下)が落札。
ユーバンクJr側は、マッチルームが入札に敗れたのは、「我々を必要としていないからだ」と非難。3試合結んだ契約は、この試合の入札に負けたことで「終了を迎えた」としている。
またユーバンクJrは、唯一敗れている相手ビリー・ジョー・ソーンダース(英)が、WBO世界同級の新王者になったことにも触れ、「再戦で借りを返したい」と、早い時期での雪辱の機会を求めている。
今後の動向に注目!。