19日（日本時間20日）、英・マンチェスターのマンチェスター・アリーナで開催された、WBO世界ミドル級タイトルマッチ。王者アンディ・リー（アイルランド）に同級1位ビリー・ジョー・ソーンダース（英）が挑んだ一戦は、ソーンダースが12回判定勝ちで新王者。スコアは113-113、114-112、115-111の2-0。
サウスポー同士の試合は、両選手慎重な立ち上がり。しかし第3ラウンド、挑戦者の右フックで王者は2度のダウン。あわやストップかというダメージを感じさせたリーだが、ここは何とか踏ん張った。
以降、ジャブを中心に立て直したリーが、後半、ポイントを追い上げる展開で試合終了となったが、ダウンの失点を埋めるには至らなかった。新チャンピオンのソーンダースは23戦全勝（12KO）無敗。2度目の防衛に失敗したリーは、34勝（24KO）3敗1分。
もう一つのWBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチは、王者リーアム・スミス（英）が同級8位のジミー・ケリー（英）と対戦。前半から積極的に攻めたスミスが、ケリーを一方的に攻め立て、タオル投入の7回2分35秒TKO勝ちで初防衛に成功。
勝ったスミスは22勝（12KO）無敗1分。敗れたケリーは16勝（7ＫＯ）1敗。ランク下位のケリーを破りV1に成功したスミスには、同級2位オースティン・トラウト（米）が挑戦権利を主張し、次戦でのチャンス到来を待ち望んでいる。
元IBF世界バンタム級王者ポール・バトラー（英）が、元世界挑戦者シルビオ・オルティアーヌ（ルーマニア）と、空位のWBO欧州スーパーフライ級王座を争った試合は、バトラーが6回2分45秒TKO勝ちで新王者。
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