来年度、国際ボクシング殿堂入りするファイター3名が決定。ヘクター・カマチョ(プエルトリコ・故人)、イラリオ・サパタ(パナマ)、ルペ・ピントール(メキシコ)の3名で、今年初ノミネートされた勇利・アルバチャコフ(協栄)氏の殿堂入りは、来年度以降に持ち越された。
元3階級制覇王者カマチョ。回転の速いスピーディーな連打と、素早い身のこなし。ラテン系らしいお茶目な性格。しかし、それが災いしたのか、2012年11月、銃撃事件に巻き込まれ重体に。そして、家族の同意のもとにで生命維持装置が外され、50歳の若さで鬼籍に入ってしまいました。
元2階級制覇王者のサパタは、日本にとっては忘れられない選手。中島成雄(ヨネクラ)、友利 正 (三迫)選手からの微妙な判定でのライトフライ級王座奪取と、再戦での圧勝。フライ級王座に挑んだ穂積秀一(帝拳)選手も、サパタのテクニックの前には歯が立たず。まさに「軟体動物」という動きでした。
そしてピントール。同門だった”怪物”カルロス・サラテ(メキシコ)を降してのバンタム級王座奪取。何と言っても忘れられないのは、村田英次郎(金子)選手との日本武道館での激闘。時折ポカもありましたが、強いチャンピオンでした。
勇利選手は、来年以降に期待!。