9年半の間、世界ヘビー級王座に君臨していたウラジミール・クリチコ(ウクライナ)を破り、IBF、WBO世界ヘビー級及びWBA同級スーパー王座を獲得した新王者タイソン・フューリー(英)に、IBFは同級1位ビャチェスラフ・グラツコフ(ウクライナ)との指名戦を指令。30日以内に交渉がまとまらなければ、入札となる。
クリチコvsフューリー戦は、WBOとWBAの指名試合。フューリーはIBFランキングで3位で、グラツコフは次期指名挑戦者として控えていた。
グラツコフは。セルゲイ・コバレフ、ワシル・ロマチェンコらをマネージメントする、エギス・クリマス(ラトビア出身・米在住)氏と契約を結ぶ31歳で、現在は米・フロリダに住む。これまでの戦績は、21勝(13KO)無敗1分。身長190センチのオーソドックス・スタイル。
フューリーにはクリチコとの再戦を含め、同国人のアンソニー・ジョシュア。そして戦線復帰するデビッド・ヘイら、お金になる防衛戦プランがあり、IBF指名戦にはあまり関心がなさそう。
今後に注目。