25日(日本時間26日)、米・フロリダ州ハイアリアのハイアリア・パーク・レーストラックで開催された、WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。正規王者エリスランディ・ララ(キューバ)に、同級8位の元IBF世界ウェルター級王者ヤン・ザベック(スロバキア)が挑戦した一戦は、3回41秒ララがTKO勝ち。
2011年9月、アンドレ・ベルト(米)に世界王座を追われて以来、4年ぶりのチャンスで2階級制覇を狙った挑戦者だが、立ち上がりから、サウスポー・スタイルから放たれる王者の正確な左ストレートが、試合をリード。
そして迎えた第3ラウンド。ララの左ストレートで顔面を跳ね上げられたザペックが、ロープ際でララの連打を浴びると、突然横を向き戦闘を放棄。なおも襲い掛かろうとするララだったが、すかさずレフェリーが割って入り試合はストップ。実にあっけない幕切れとなった。
ホームタウンで4度目の防衛に成功したララは、22勝(13KO)2敗2分。39歳のザペックは、35勝(19KO)4敗。
同じリングで行われたWBA世界バンタム級6位エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)vsエリエセール・アキノ(ドミニカ)戦は、ロドリゲスが7回2分44秒TKO勝ち。保持するWBA同級Fedelatin王座と、WBO同級ラテン王座の防衛に成功。
WBCとWBOで7位にランクされる23歳のロドリゲスは、14戦全勝(10KO)無敗。敗れたアキノは、17勝(11KO)2敗1分。