22日(現地時間21日)、独・ノーファー、TUIアリーナで開催された、WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ。王者アルツール・アブラハム(独)vs同級8位マーティン・マレー(英)の一戦は、アブラハムが12回スプリットの判定勝ちで王座防衛に成功。スコアは115-112、116-111、112-115。
手数のマレーに対し、攻防分離型のアブラハムは打ち終わりに反撃するが、マレーは軽快な動きで被弾を避ける。距離が縮まると挑戦者はクリンチで王者の攻撃を寸断。両選手共に明確なポイントを奪えないまま試合は進む。
11回はマレーがホールでィングで減点1。最終12ラウンド、終了ゴングが近づくとポイントリードを確信した挑戦者は、右手を挙げステップを踏み、勝利をアピールしたが、マルティネス、ゴロフキンに続く3度目の世界挑戦も、善戦するにとどまった。
5度目の防衛に成功したアブラハムは、44勝(29KO)4敗。敗れたマレーは、32勝(15KO)3敗1分。