WBO世界フェザー級タイトルマッチ。王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vs挑戦者ロムロ・コアシチャ(メキシコ)。7日(日本時間8日)、米・ラスベガス、トーマス&マックセンター。颯爽とリングに登場するロマチェンコは、3度目の防衛戦。
24歳のコアシチャは、これまで25勝(15KO)4敗。昨年5月、英国遠征で現IBF世界同級王者リー・セルビー(英)に、12回判定負けの記録が残る。
下はフランシスコ・パコ・バルッカセルWBO会長と、その右腕のルイス・ペレス(右)。
コアシチャのメキシコでの試合を共同プロモーとするトゥト・サバラJr.(右)と、オスカー・マルドナード(左)。
WBOベルトを持つのは、マネジャーのエギス・クリマス(ラトビア出身・米在住)。他にコバレフ、ポストルも傘下に置き、ここ2、3年のトップ上昇株マネジャー。
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試合は立ち上がりからスピードスター、ロマチェンコが自在の攻めでリード。コアシチャのパンチは空を切る。
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コーナーでも余裕を伺わせるチャンピオン。
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王者は早くて多彩なパンチで、挑戦者を痛めつける。
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メキシカンの顔面は徐々に腫れ上がって来た。
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ロマチェンコのコンビネーションが、断続的にコアシチャを襲う。
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コアシチャをロープ際に追い詰め連打のロマチェンコ。何とか一矢報いたい挑戦者だが、パンチは空を切るばかり。
ロマチェンコの左ボディが決まると、コアシチャはキャンバスへ膝を落とす。
そのまま挑戦者は、あきらめの表情でロバート・バード主審(米)のテンカウントを聞いた。KOタイム10回2分35秒。
ファンの期待通リのKO防衛を果たしたロマチェンコ。9回までのスコアも、一方的。
力の差を見せつけたロマチェンコは、5勝(3KO)1敗。「誰とでも戦う」という王者は、王座統一戦を希望しているが、ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)との、究極のテクニシャン対決にも前向き。
今後に注目!。