WBO世界ウェルター級タイトルマッチ。王者ティモシー・ブラッドリーJr(米)vs挑戦者ブランドン・リオス(米)。7日(日本時間8日)、米・ラスベガス、トーマス&マックセンター。ブラッドリーは、これが初防衛戦。
ブラッドリーは長年付き合った、地元カリフォルニア州パームスプリングス地区のジョエル・ディアスから、テディ・アトラスにトレーナーを変更。アトラスは初期のマイク・タイソンのアシスタント・トレーナーなどを務め、最近はアレキサンダー・ポベッキンなども担当。
スポーツ局ESPNの解説としても有名で、番組中に技術解説のコーナーもあり、教え方とその熱意には定評がある。だが、その熱意がリング外で激情と化し、悪い意味での武勇伝もちらほらだ。
リオスがコンビを組むのは、地元が同じカリフォルニア州オクスナードのロベルト・ガルシア。挑戦者は、前日計量から23ポンド増量してのリング登場。
1R。
ガードを固めるリオスに、ブラッドリーは速いコンビネーションを決め、試合をリード。
2R。
指名挑戦者1位サダム・アリ(米)を抱えるオスカー・デラホーヤと、帝拳ジム・本田明彦会長。
3R。
パンチを返すリオスだが、ブラッドリーを捕らえることは出来ない。
4R。
試合は完全に王者のペースとなった。
5R。
6R。
7R。
ブラッドリーは、リオスに反撃の糸口を与えず快調に飛ばした。
8R。
インターバルでも元気がないリオス。
9R。
ブラッドリーの左ボディがリオスのボディに突き刺さる。
リオス、ダウン。
苦しそうなリオス。しかし、ここは何とか立ち上がる。
試合再開。容赦なく襲い掛かるブラッドリー。
王者の追撃のボディで、挑戦者はまたもやキャンバスへ落下。試合はここまで。
TKOタイム9回2分49秒。
快勝に笑顔のブラッドリー。
初防衛に成功したブラッドリーは、90日以内に指名挑戦者サダム・アリの挑戦を受けるよう指令されている。
今後の交渉に注目。