ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、プロ入り後7連勝(5KO)。現在、WBC世界ミドル級5位にランクされる村田諒太(帝拳)選手が、7日(日本時間8日)、米・ラスベガスのトーマス&マックセンターのリングに登場。米国デビュー戦に挑んだ。
対戦相手は、元世界ランカーのガナー・ジャクソン(ニュージーランド)。これまで22勝(8KO)6敗3分の戦歴を持つ29歳は、初の海外遠征試合。
初回はジャクソンのラウンド。
しかし、村田選手は2回から積極的に仕掛ける。
村田選手の横殴りの右フック。
ボディ攻めは有効だった。
ジャクソンもパンチをリターン。
ファンの期待はKOだったが。
試合は既定の10ラウンドを終了。勝敗は判定へ。
世界への期待が大きい金メダリストの試合とあって、日本からも多数の報道陣が駆け付けた。
判定は文句なく村田選手へ。スコアは99-91、98-91、97-93の3-0。
冴えない表情で勝ち名乗りを受ける村田選手。
ボクシングのメッカ、ラスベガスで、世界挑戦へ向け名前をアピールしたかったが、「情けない。いつまでもいい経験になったと言っていられる立場ではない」と、悔しさをにじませた。