ノニト・ドネア(比)に勝ったニコラス・ウォータース(ジャマイカ)の次戦は、13連続KO中のIBF世界スーパーフェザー級8位ジェイソン・ソーサ(米)相手に、12月19日(日本時間20日)、米・ニューヨーク州ベローナのターニングストーン・リゾート&カジノで開催される。
無敗ながらもオーバーウェイトでフェザー級王座を失ったウォータース=26戦全勝(21KO)無敗=は、スーパーフェザー級王座挑戦へ向けてのステップとなる。
一方のソーサはキャリア6年。ここ3年間、全ての試合をKOで終わらせている27歳で、これまでの戦績は18勝(14KO)1敗3分。
勢いのあるソーサだが、身長で5センチ、リーチでは15センチ上回るウォータースが、力の違いを見せつけそう。ここは2階級制覇へ向け、ファンに大きくアピールしておきたいところで、強い勝ち方が要求される。
同日はWBA世界ヘビー級の新暫定王者ルイス・オルティス(キューバ)が、ブライアント・ジェニングス(米)を相手にする初防衛戦も行われる。ジェニングスは今年4月、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の持つ統一世界ヘビー級王座に挑戦し、12回判定負けで初黒星を喫して以来の再起戦。
ここも、オルティスがクリチコが倒せなかったジェニングスを倒して、その存在感をファンに強くアピールしたいところ。
TV放映はHBO。オーバーウェイト(ウォータース)と、薬物検査失格(オルティス)で、一度は信用を無くしている両選手。果たして、アラムとデラホーヤ(今回もタッグを組む)の思惑通りの結果を出せるのかに注目。