10日(日本時間11日)、英・マンチェスターのマンチェスター・アリーナで開催されたWBOダブル世界戦。ライト級王者テリー・フラナガン(英)に、1位の指名挑戦者ディエゴ・マグダレノ(米)が挑んだ一戦は、フラナガンが2回2分38秒TKO勝ち。
サウスポー同士の一戦は、立ち上がりからチャンピオンのペース。2回、フラナガンが3度のダウンを奪い、無抵抗になったマクダレノをレフェリーストップに追い込んだ。
「フラナガンの良さばかりが目についた試合でした」(山田純夫氏)
初防衛に成功したフラナガンは、29戦全勝(12KO)無敗。全く良いところなく敗れたマグダレノは、28勝(12KO)2敗。
スーパーウェルター級王座決定戦。3位リーアム・スミス(英)と、5位ジョン・トンプソン(米)の一戦は、スミスが7回1分44秒KO勝ちで新王者。
序盤、手数でリードしたトンプソンだったが、7回、一気に攻勢に出たスミスが強烈な右ストレートでダウンを奪うと、ダメージを見て取ったレフェリーが、カウント途中で試合終了をコールしている。
「逆転勝ちと言っていいかもしれません」(山田純夫氏)
新王者スミスは、21勝(11KO)無敗1分。敗れたトンプソンは、17勝(6KO)2敗。