3日(日本時間4日)、米・ロサンゼルス近郊カーソンのスタブハブ・センターで開催された、WBC世界スーパーライト級王座決定戦。同級1位ヴィクトル・ポストル(ウクライナ)vs2位ルーカス・マティセ(亜)の一戦は、10回、ポストルが右の一撃でマティセをテンカウントKO。
互いに牽制しあう序盤戦。何とかもぐりこみたいマティセと、そうはさせないポストルは、なかなか噛み合わない。7回、マティセの右でポストルが大きく後退するも後続打を許さない。そして迎えた第10ラウンド、ポストルの右でマティセは膝を付く。
立ち上がるかと思われたが、マティセはそのまま動かずテンカウントを聞いた。KOタイムは10回2分58秒。新王者ポストルは、28戦全勝(12KO)無敗。意外な脆さを見せ敗れたマティセは、37勝(34KO)4敗。
セミファイナル。IBF世界スーパーライト級3位アントニオ・オロスコと、元3階級制覇王者ウンベルト・ソトの新旧メキシカン対決となった10回戦は、オロスコが判定勝ち。スコアは97-92、97-92、98-91の3-0。(9回、オロスコはローブローで減点1)
試合はスコア以上の接戦。序盤戦はソトがリード、中盤以降は拮抗したラウンドが続いたが、オロスコにポイントが流れた。
勝ったオロスコは23戦全勝(15KO)無敗、トラブル続きで13ヶ月振りとなった試合を飾れなかったソトは、65勝(35KO)9敗2分1NC。