6日、東京国際フォーラム。3大戦のトップを切って出場したのは、元バンタム級&フェザー級王者長谷川穂積(真正)選手。ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)にWBC世界フェザー級王座を奪われて以来、1年ぶりのリング。
対戦相手フェリペ・カルロス・フェリックス(メキシコ)は、18戦無敗ながらこちらも約13ヶ月ぶりの実戦。計量で900グラムオーバーした体重をあわてて落とすなど、コンディション、やる気的にも、長谷川選手が倒すだろうのムードが強かった。
初回から打って出た元王者は徐々にメキシカンを弱らせる。4回からは両選手激しい打撃戦。そして迎えた第7ラウンド。長谷川選手が連打からの右フックでダウンを奪う。
立ち上がったフェリックスに一気の連打で猛攻を加え、7回2分28秒レフェリーストップを呼び込んだ。
再起成功に、さすがにうれしそうな元王者。
長谷川コールに沸く勝利者インタビュー。
「内容的には進歩がなかった5%の出来」
「最後は連打で。お客さんが多少喜んでくれて良かったが、被弾しても行ってしまう。それが自分のダメなとこ」
「勝ったから良かったが、目指しているボクシングと、今日できたボクシングとは違う」と、自らを分析した元2冠王者は今後の進退について、「もうちょっと考えたい」と言葉を濁した。
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