6日、東京国際フォーラム。長谷川穂積(真正)選手 、山中慎介(帝拳)選手 が登場した3大戦のトリを務めるのは、WBC世界Sフェザー級チャンピオン粟生隆寛(帝拳)選手。指名挑戦者同級1位ターサク・ゴーキャットジム(タイ)の挑戦を受けた。
挑戦者は試合開始から重そうな左をダイナミックに振るう。46勝(31KO)の強打が武器。3敗はいずれも米国で名があるチャンピオンに喫したものだ。
対する粟生選手は丁寧にジャブをつき、後続へとつなげる慎重な立ち上がり。
4回を終わってジャッジ3者は38-38のドロー。
会場は緊張感に包まれた。
しかし、ここから抜け出したのはチャンピオン。
徐々にスピードの違いを優位に、王者のコンビーネーションブローが挑戦者を捕らえるようになる。
ターサクも重い左で応戦するが、手数で及ばない。
後半は粟生選手の強烈な左カウンターで一瞬よろめく場面もあったターサクだが、タフな挑戦者は勇敢に打ち返してきた。
試合は白熱の12ラウンドを終了。
オフィシャルのスコアは、116-112、116-112、118-110の3-0。粟生選手が文句なしのV3を飾った。
前戦の汚名返上なったチャンピオンは、28歳のの誕生日を白星で飾りうれしそう。
今後の防衛ロードにも期待したい。
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