WBA世界フライ級「正規」王座戦。王者井岡一勝(井岡)vs同級10位ロベルト・ドミンゴ・ソーサ(亜)。27日、エディオンアリーナ大阪。井岡選手はファン・カルロス・レべコ(亜)から奪った、フライ級王座の初防衛戦。
WBA立会人は、シン・ヨンサプ(韓国)氏。
ジャッジ、イグナシオ・ロブレス(パナマ)氏。
ジャッジ、チャラーム・プラヤドサブ(タイ)氏。
下は同じく、レヴィ・マルティネス(米)氏。
リングアナは、本業が「ナニワプロモーション」所属のムード歌謡歌手で、「演歌の職人」を目指す小川ゆうじ氏。
レフェリーは、ラッセル・モラ(米)氏。
井岡選手はどっしりと構えて、プレスをかける。
試合は次第に王者のペースに。流れを変えたい挑戦者だが、パンチは空を切ることが多くなった。
井岡選手は多彩なパンチでリードを広げて行く。
10回、前に出てきたソーサだが、逆に井岡選手の右ボディを効かされた。
ラストラウンド終盤、王者の右アッパーボディを受けた挑戦者は大きく後退。
試合終了。
判定は文句なく井岡選手へ。
仕方ないといった表情の敗者。
スコアは、チャラーム119-109、マルティネス120-108、ロブレス119-109。
この日、71歳の誕生日を迎えた祖母ミツ子さんをリング上に上げて、「今日の勝利は、おばあちゃんへのプレゼントです」とチャンピオン。
初防衛に成功した井岡選手の次戦は大みそか、WBAから義務付けられた前王者レべコとの再戦になる。
まずはレべコトのリマッチを突破して、2016年は王座統一戦が期待されます。