IBF世界ミニマム級タイトルマッチ。王者高山勝成(仲里)選手に、同級10位 原 隆二(大橋)選手が挑戦した。27日、エディオンアリーナ大阪。高山選手はIBF王座2度目の防衛戦。
ジャッジ、中村勝彦氏。
同じく原田武夫氏。
ジャッジ、島川 威 氏。
リングアナウンサーは、政野敦徳氏。
世界初挑戦の原選手。
挑戦者は初回から果敢に王者にアタック。
原選手は強い右オーバーハンドで、王者を脅かした。
3回、左目上をカットした王者は、ここからエンジンがかかって来た。
挑戦者の右を交わした王者は、回転の速い連打でお返し。
一発の威力では原選手の右が上回ったが、王者の忙しい攻撃の前に次第にスタミナを失っていった。
第8ラウンド。チャンスと見た高山選手は、一気に連打でたたみかける。
8回1分20秒。ついにレフェリーストップ。
ファンの声援に応えるチャンピオン。
スコアカード。2、3回と挑戦者がリードしたが、その後は王者が自己のペースに持ち込んだ。
WBO世界同級王者田中恒成(畑中)選手がリングに上がり、大みそかの対戦を訴えた。
「一番やりたい。統一戦しかこのウエートで戦う意味はない」(高山選手)
会心のKO防衛を果たした高山選手は、恒例の「ワッショイ!」コール。
14針縫ったという左目上の負傷が心配されるが、大みそか、田中選手との王座統一戦は、ファン期待の大一番。実現が待たれます。