26日(日本時間27日)、米・アラバマ州バーミンガムのレガシー・アリーナで開催された、WBC世界ヘビー級タイトルマッチ。王者デオンティ・ワイルダー(米)vs同級11位ヨハン・ドゥオパ(仏)の一戦は、11回45秒TKOでワイルダーが勝利。2度目の王座防衛に成功。
試合は前に出るドゥオパを、ワイルダーが足を使いロングレンジから左ジャブ、ワン・ツーで迎え撃つ展開。5回には王者の連打で挑戦者が後退。7回にも右ストレートから左の返しでチャンスを作ったワイルダーだが、詰め切れない。
9回も連打で挑戦者を攻め立てる王者だが、この日は挑戦者のダッキングの前に空振りが多く、時折反撃のパンチを喰らいヒヤリとさせる場面もあり、デキは今一つ。
それでも地力に勝るワイルダーは終盤ドゥオパを攻め、11回開始早々右ストレートからの連打でレフェリーストップを呼び込んだ。勝ったワイルダーは、35戦全勝(34KO)無敗。12年9月、後楽園ホールのリングに上がった経験を持つドゥオパは、32勝(20KO)3敗。