IBFリンジ・タッカー世界選手権委員長は、スーパーバンタム級王者カール・フランプトン(英)と、同級1位で指名挑戦権を持つ和氣慎吾(古口)選手の対戦交渉を、9月28日から開始することを指令。交渉期限は60日とされている。
WBA世界同級正規王者スコット・クイッグ(英)陣営から、対戦を熱望されているフランプトン。クイッグ擁するエディ・ハーンは、フランプトンのバリー・マクギガン・マネジャーと会談を持ったことを明かし、来年1月か2月の対戦実現に向けて、両陣営が歩み寄ったとしているが、そこはまだ期待度大という感じ。
IBFはフランプトン陣営に対し、クイッグとの試合は王座統一戦にあらずとしたのに続き、和氣選手との対戦交渉を義務付けるなど、クイッグ戦実現へのハードルは楽なものではなくなって来ている。
また、今日のニュースでハーンがクイッグvsフランプトン戦実現へ向けたアドバルーンを上げている中、クイッグ自身はWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(英)との対戦に、前向きな発言。
米国での亀田和毅選手との2連戦で株を上げたマクドネルは、和毅戦後、スーパーバンタム級への階級アップを示唆しており、クイッグ、フランプトンの同胞王者を標的に上げてる。
ともかく、クイッグが年内に予定していた防衛戦は今のところなくなり、来年1月か2月になる見通しだが、クイッグvsマクドネル戦の方がまとまりやすい状況に見える。
クイッグvsフランプトンvs和氣。今後の交渉に注目。