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山中vsモレノ 「スコアカード」 WBC世界バンタム級戦

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9度目の防衛を目指すWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(帝拳)選手が、V12を誇る前WBA世界同級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)を挑戦者に迎えたタイトルマッチが、22日、東京・大田区総合体育館で開催された。






上は左から、マウロ・ディフォーレ、オーレン・シュレンバーガー、デビッド・サザーランドの3人の米国人ジャッジ。






序盤戦、激しいペース争いが繰り広げられた。






モレノの右はうるさかった。4回までのスコアは39-37×2で山中選手と、38-38。





4回までのスコアでリードを許したモレノは、5回以降、手数を増やし、時折早いワン・ツーをおりまぜ、攻勢に立った。






8回終了時のスコアは、77-75、76-76×2でモレノが僅かに優勢に。王者得意の左を外し続け、右ジャブ、フックを、ちょこまかと当てる、老練なボクシングで劣勢を挽回した。


9回はモレノの右フックで、山中選手が一瞬棒立ちになるピンチに陥った。

しかし10回は、王者得意の左ストレートが挑戦者を捕らえ、今度はモレノが窮地に。











試合は既定の12ラウンドを終了。ラスト2回、必死に打ちに行った山中選手の手が挙げられた。





スコアは、マウロ・ディフォーレ115-113、オーレン・シュレンバーガー113-115、デビッド・サザーランド115-113のスプリット・デシジョン。





「必死でした。悔しさはあるけどホッとした」と、難敵相手に王座を護り安堵の山中選手。

際どい判定に泣いた敗者モレノは、「判定は受け入れる。だが、山中も明確に勝ったという意識はないんじゃないか。自分も負けた気がしないし、引き分けが妥当では」と話し、再戦を望んだ。

応援、深く感謝です!WOWOW  

 

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