22日、東京・大田区総合体育館。WBC世界バンタム級タイトルマッチ。9度目の防衛を目指すチャンピオン山中慎介(帝拳)選手が、V12を誇る前WBA世界同級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)を挑戦者に迎えた一戦は、山中選手が判定勝ち。スコアは115-113、113-115、115-113の2-1。
サウスポー同士、試合は初回から右リードで激しいペース争いが繰り広げられた。前半をリードしたのはチャンピオン。しかし、モレノは中盤戦、強いパンチはないものの手数で上回りポイント挽回。9回には右フックでで山中選手を守勢に立たせる。
しかし、山中選手も10回、強烈な左ストレートをクリーンヒットし、モレノの膝を揺らす。そしてラスト2回、強引に強打を振るっていった山中選手が、モレノの技巧を上回り、際どい判定をものにした。