元2階級制覇王者亀田大毅選手が1年10か月ぶりにリング登場。初の米国リングで、中堅のビクトル・ルイス(メキシコ)との8回戦に挑んだ。6日(日本時間7日)、米・テキサス州コーパス・クリスティ・アメリカン・バンク・センター。
大毅選手のウェイトはバンタム級超えの120ポンド。第2ラウンド、得意の左ボディで先制のダウンを奪う好スタート。余裕と自信を漂わせながらニュートラル・コーナーへ。しかし、良かったのはここまで。
試合は大毅選手があっさりと格の違いを見せつけるかと思われたが、3回以降ルイス(116.8ポンド)の反撃にたじたじとなる。
終盤、必死の反撃を試みる大毅選手だが、決定的な場面は作れず試合は終了。
判定は74-77、76-75、75-76の2-1でルイス。
世界ランク入りを確実にする大金星を上げたルイスは大喜び。20勝(14KO)5敗。
呆然とこれを見守った大毅選手は、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)戦に続く連敗で、29勝(18KO)5敗。
試合後、「俺が弱かった。何の言い訳もない」とした敗者は、「あんなレベルの相手に負けているようじゃあかん」とも続けたが、米国リングでの再浮上の道は厳しい物になりそうだ。