WBA世界バンタム級タイトルマッチ。正規王者ジェームス・マクドネル(英)vs同級4位亀田和毅。6日(日本時間7日)、米・テキサス州コーパス・クリスティ・アメリカン・バンク・センター。この試合はWBAの指令による、約4か月ぶりのダイレクト・リマッチ。
立ち上がり、好調を伺わせたのは和毅選手。
前に出て手数で押す王者に対し、挑戦者はフットワークを駆使しながら応戦。
亀田選手の右がクリーンヒット。
しかし、マクドネルは旺盛な手数で対抗する。
互いに譲らない好ファイトは、スコアリングが難しいラウンドが続く。
ラストラウンド。マクドネルの右が和毅選手をかすめると同時に、足を滑らせた挑戦者にジョン・スカール主審はダウンを宣告。
「あれで勝ったと思った」(マクドネル)
ノーダメージの和毅選手はすぐに反撃したが、ついに最終ラウンド終了。
勝敗は判定へ。
スコアはグレン・フェルドマン(米)115-112、ジェシー・レイエス(米)116-111、スティーブ・ウェイズヘルド(米)117-110と、ジャッジ三者が揃ってマクドネルの勝ちとしたが、「前回以上に勝ったと思った」という和毅選手を支持する、米メディア、専門家も多数ある接戦だった。
3度目の防衛に成功したマクドネルは、27勝(12KO)2敗1分。
この試合前からスーパーバンタム級転向を示唆しており、今後の動向に注目。