元3階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(米)と、元WBO世界スーパーライト級王者のシベリアン・ロッキー、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)がグローブを交える、サバイバル戦が11月開催で計画されている。
フロイド・メイウェザーJr(米)の再来とまで言われたブローナーも、慢心がたたってか、最近はパッとしない。
マルコス・レネ・マイダナ(亜)にウェルター級王座を追われ、プロ初黒星。その後、4つの判定勝利を重ね復調のきざしが見えたが、最新のショーン・ポーター(米)戦では、最終回にダウンを奪った以外に見せ場がない内容で、キャリア2度目の黒星。
もう一度、信頼を取り戻すためには、口先ばかりでなく、実力を示さねばならない立場に追い込まれたブローナーにとって、激闘王プロボドニコフは、危険極まりない相手といえる。ポーター戦のような待ちのボクシングでは、押し切られてしまいそうだ。
一方のプロボドニコフは今年4月、ルーカス・マティセ(亜)とノンストップの打撃戦を展開。12回、惜しい判定(115-113、115-113、114-114)を失ったが、そのエキサイティングな戦いぶりは、大いにファンを楽しませている。
今後の交渉に注目。